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台風で古傷がうずく・頭が痛いあなたへ|現役看護師が教える気象病のセルフケア

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こんにちは。沖縄・那覇でリラクゼーションサロンを営む現役看護師の渋谷です。

『渋谷の保健室』へ、ようこそ。

8月も後半になり、沖縄では台風のニュースを目にする機会がぐっと増えてきました。

「台風が近づくと、なぜか頭が重い」

「昔ケガをした膝や古傷がズキズキする」

「理由もなく気分が沈んで、体がだるい」

——サロンにいらっしゃるお客様からも、この時期になると

決まってこうしたお悩みを伺います。

実はこれ、気のせいでも大げさな話でもなく

気圧の変化が体に及ぼす、れっきとした生理的な反応なのです。

今回は、看護師としての臨床経験も踏まえながら

台風シーズンに増える「気象病(天気痛)」のしくみと

ご自宅で今日から試せるセルフケアについて、じっくりお話ししていきます。

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目次

台風が近づくと古傷がうずく・頭が痛くなるのはなぜ?気象病のメカニズム

「雨が降る前は古傷が痛む」という言い伝えは

昔からよく耳にする話ですが、近年の研究でそのしくみが少しずつ明らかになってきています。

私たちの体には、気圧の変化を感じ取る

「センサー」の役割を果たしている部位があります。

それが、耳の奥にある内耳(ないじ)です。

内耳は本来、体のバランスを保つための器官ですが

気圧が下がるとその変化を敏感に察知し、脳へと信号を送ります。

台風のように急激に気圧が低下する場面では

この内耳からの情報がうまく処理しきれず

自律神経のバランスが乱れやすくなると考えられています。

自律神経には、体を活動モードにする交感神経と

休息モードにする副交感神経があり

通常はこの2つがシーソーのように切り替わりながら体調を保っています。

ところが気圧の急変が引き金となってこの切り替えがうまくいかなくなると

血管が過剰に拡張したり収縮したりして、周囲の神経を刺激し

頭痛やめまい、古傷のうずきといった形で症状が現れやすくなるのです。

特に、骨折や捻挫、手術など過去にケガをした部位は

周囲の組織がわずかに変化していることが多く

気圧の変化による影響を受けやすいとされています。

「古傷が痛みだしたら台風が来る」というのは、決して迷信ではなく

体が気圧センサーとして働いている証拠ともいえるのです。

また、天候による不調は関節や頭部だけにとどまりません。

だるさ、肩こり、めまい、耳鳴り、気分の落ち込みや意欲の低下

といった形で現れることもあり

これらをまとめて「気象病」または「天気痛」と呼びます。

医学的な診断名というよりは、気圧や気温

湿度の変化によって引き起こされる不調全般を指す言葉として使われています。

「同じ台風なのに、自分は頭が痛くなるのに、家族は平気そう」

と感じたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

気象病のなりやすさには、内耳の感受性の個人差だけでなく

日頃の自律神経の疲れ具合も関係していると考えられています。

もともと睡眠不足が続いていたり、強いストレスを抱えていたりすると

自律神経が普段からギリギリのバランスで働いている状態になり

気圧というわずかな刺激でも簡単に崩れやすくなります。

反対に、規則正しい生活を送れている時期は

多少の気圧変化があっても症状が出にくい

と感じる方も少なくありません。

つまり気象病は「なる・ならない」の体質だけで決まるのではなく

そのときどきの自律神経のコンディションによっても左右される

というのが臨床の実感です。

沖縄は本州に比べて台風の接近・通過が多い地域です。

だからこそ、この時期の体調変化は

「体質のせい」「気合が足りない」と片付けずに

気圧という外的な要因が関係している可能性を知っておくことが

必要以上に自分を責めずに過ごすための第一歩になります。

看護の現場で感じる、台風前後の体調変化

長く看護の仕事に携わっていると、台風が近づく前後で

外来や施設利用者さんの訴えの傾向がはっきりと変わることに気づきます。

「今日はなんだか頭痛の相談が多いな」

と感じた日の翌日、決まって台風のニュースが流れる

ということが何度もありました。

中には、長年付き合ってきた古傷が

「今日は痛みが強い」とおっしゃる方もいて

痛みの訴えと気圧配置図を照らし合わせてみると

見事に一致していることも少なくありません。

こうした経験を重ねるうちに、「気圧と体調は無関係ではない」という実感を

臨床の現場でも強く持つようになりました。

だからこそ、この記事でお伝えするセルフケアは

机上の知識だけでなく、実際に不調を訴える方々と向き合ってきた経験も

踏まえたものになっています。

あなたも気象病かも?よくある症状セルフチェック

気象病の症状は人によって現れ方が異なり

「ただの疲れ」

「なんとなく体調が悪いだけ」

と見過ごされてしまうことも少なくありません。

まずは、台風や低気圧が近づく時期にご自身の体にどんな変化が起きているか

振り返ってみましょう。

以下のような症状に心当たりがある方は、気象病の可能性があります。

・台風や雨の前になると、頭が重い・締め付けられるような頭痛がある
・昔ケガをした膝や肩、腰などの古傷がズキズキ、うずくように痛む
・理由もなくめまいがしたり、体がふわふわする感覚がある
・普段より強い倦怠感があり、朝の目覚めが悪い
・気分が沈みやすく、やる気が出にくい
・耳の閉塞感や、耳鳴りを感じることがある
・首や肩のこりが、いつもよりひどく感じる

これらの症状のうち、2〜3個以上、気圧の変化するタイミングで繰り返し起きるという方は

気象病の傾向があると考えてよいでしょう。

特に、乗り物酔いをしやすい方、片頭痛持ちの方

自律神経が乱れやすい生活(睡眠不足・不規則な生活・強いストレス)を送っている方は

内耳が気圧の変化に敏感に反応しやすく、気象病の症状も出やすいといわれています。

「気象病日記」で自分のパターンを知る

セルフチェックと合わせておすすめしたいのが

簡単な「気象病日記」をつけることです。

特別なものは必要なく、スマートフォンのメモやカレンダーアプリに

その日の天気・気圧予報アプリで確認できる

おおよその気圧、体調(頭痛の有無、だるさの程度など)を

一言ずつ記録するだけで構いません。

1〜2か月続けると、「気圧が◯hPa以上下がると頭痛が出やすい」

「台風の1日前から古傷が痛み始める」といった

自分自身のパターンが見えてくることがあります。

パターンが分かれば、症状が出る前からセルフケアを始めることができ

不調に振り回される感覚も和らいでいきます。

ここで大切にしていただきたいのは

「気象病だから仕方ない」とあきらめてしまうのではなく

気圧の変化に振り回されにくい体づくりを

日々のセルフケアで少しずつ整えていく
という視点です。

気圧そのものをコントロールすることはできませんが

自律神経の切り替えをスムーズにする工夫や

内耳周りの血流を促す習慣を取り入れることで

症状の波を穏やかにすることは十分に可能です。

次の章から、サロンでもよくお伝えしている

具体的なセルフケアの方法をご紹介していきます。

今日からできるセルフケア(1) 内耳をゆるめる「くるくる耳マッサージ」

気象病のセルフケアとして、看護の現場でも

患者さんにご紹介することが多いのが「耳マッサージ」です。

内耳は気圧の変化を感じ取るセンサーの役割を担っているとお話ししましたが

耳のまわりの血流が滞っていると

内耳のリンパの流れも滞りやすくなり

気圧の変化に対してより敏感に反応してしまうと考えられています。

耳まわりをやさしくほぐして血流を促すことで

この過敏な反応をやわらげる効果が期待できます。

やり方はとてもシンプルです。

まず、両手の親指と人差し指で耳全体を軽くつまみます。

そのまま、上に5秒、横に5秒、下に5秒と

ゆっくり引っ張るように伸ばしていきます。

次に、耳を軽くつまんだ状態で

後ろに向かってゆっくり5回ほど円を描くように回します。

最後に、手のひら全体で耳を覆うようにして包み込み

後ろ方向にやさしく5秒キープしましょう。

痛みを感じるほど強く引っ張る必要はなく

「気持ちいい」と感じる強さで十分です。

耳をやさしくマッサージする様子

このマッサージは、台風が来てから行うよりも

天気予報で気圧の低下が予想される前日や当日の朝晩に

習慣として行うほうが効果的
とされています。

1回数十秒で済むケアですので、朝の身支度のとき、お風呂上がり、就寝前など

生活の中に組み込みやすいタイミングを見つけて、2週間から1か月ほど続けてみてください。

継続することで、耳まわりの血流の巡りが良くなり

めまいや耳鳴り、頭痛の軽減につながったという声もよく聞かれます。

また、耳マッサージと合わせて、耳のまわりを温めることもおすすめです。

蒸気の温かさでじんわりと温める使い捨てタイプのアイマスクを

耳の下あたりに当てて数分過ごすだけでも

緊張がゆるみ、リラックスしやすくなります。

当サロンにいらっしゃるお客様の中にも

こうした温感タイプのケアグッズを台風シーズンの常備品にしている方がいらっしゃいます。

気になる方はこうしたアイテムも取り入れてみてください。

蒸気でじんわり温める使い捨てホットアイマスクを見てみる(楽天市場)

特別なグッズがなくても、蒸しタオルで代用することもできます。

濡らしたタオルを軽く絞って電子レンジで1分ほど温め

やけどしない程度の温度になったことを確認してから

目元から耳の下あたりにかけてそっと当ててみてください。

また、朝起きてすぐに白湯を一杯飲む習慣も

内臓を内側から温め、寝ている間に優位だった副交感神経から

日中の活動モードへの切り替えを穏やかに促してくれます。

冷たい飲み物が続きがちな沖縄の夏だからこそ

意識的に「温める」時間を作ることが、気象病のセルフケアでは大きな意味を持ちます。

今日からできるセルフケア(2) 自律神経を整える生活習慣

耳まわりのケアと並行して見直していただきたいのが

日々の生活習慣です。

気象病は自律神経の乱れが大きく関わっているため

自律神経のリズムを整える生活が

そのまま気象病の予防・軽減につながります


特に台風シーズンは、蒸し暑さと気圧の変化が重なり

自律神経に負担がかかりやすい時期です。

ここでは、今日からすぐに実践できる3つのポイントをお伝えします。

1つ目は、睡眠の質を整えることです。
睡眠不足は自律神経の切り替えを鈍らせ、気圧の変化への耐性を弱めてしまいます。
台風接近時は気圧の急降下で寝苦しさを感じやすいため
エアコンや除湿を上手に使いながら、就寝1時間前はスマートフォンの画面から離れ
部屋の照明を少し落として過ごすことをおすすめします。
首や肩がこわばったまま眠りにつくと
寝ている間も交感神経が優位になりやすいため、枕の高さが合っていない方は
この機会に見直してみるのもよいでしょう。

2つ目は、こまめな水分補給と、朝食をきちんと摂ることです。
夏場は汗をかきやすく、気づかないうちに軽い脱水状態になっていることがあります。
脱水は血流を滞らせ、頭痛やだるさを悪化させる要因になります。
喉が渇く前に、少量ずつこまめに水分を摂る習慣をつけましょう。
また、朝食を抜くと血糖値が不安定になり、
自律神経の乱れにもつながりやすくなります。
忙しい朝でも、消化のよいものを少量でよいので口にする習慣を大切にしてください。

3つ目は、首や肩まわりを軽く動かすことです。
デスクワークなどで同じ姿勢が続くと
首・肩の筋肉がこわばり、血流が悪くなります。
これが自律神経のバランスにも影響するため
1時間に1回程度、肩を大きく回したり
首をゆっくり左右に倒したりするストレッチを取り入れてみましょう。
台風で外出を控える日は、自宅でゆっくりお風呂に浸かり
体を芯から温めるのもおすすめです。
血行を促すマッサージ機器を使って、肩や首まわりをほぐす時間を
意識的に作っている方もいらっしゃいます。

体の疲れを癒すリラクゼーション機器&美容家電ブランド『NIPLUX』

もう一つ、意識していただきたいのが呼吸です。

気圧の変化で交感神経が優位になりすぎているとき

私たちは無意識のうちに呼吸が浅くなっています。

1日に数回でよいので、鼻からゆっくり4秒かけて息を吸い

6〜8秒かけて口からゆっくり吐き出す「腹式呼吸」を試してみてください。

吐く時間を吸う時間より長くすることで

副交感神経が優位になりやすく

興奮した自律神経を落ち着かせる助けになります。

台風で気持ちがそわそわするときや

頭痛の予感がするときに、ぜひ取り入れてみてください。

これらは特別なことではなく、どれも「当たり前だけれど

忙しいとつい後回しにしてしまう」ことばかりです。

台風シーズンをきっかけに

ご自身の生活リズムを見直す機会にしていただければと思います。

沖縄の台風シーズンを乗り切る備えと、サロンでできること

沖縄で暮らしていると、台風は年に何度も向き合うことになる

いわば「日常の一部」です。

だからこそ、心構えと備えを整えておくことが

体調を崩さずに乗り切るための大きな助けになります。

台風接近が予想される数日前から気象病の症状が

出始める方も多いため

天気予報や気圧予報アプリを活用して

台風が来る前からセルフケアを始めてお


ことをおすすめします。

最近は気圧の変化をグラフで確認できるアプリも多く

「今日は気圧が下がりやすい日」とあらかじめ分かるだけでも

心の準備ができ、無理な予定を詰め込まずに

過ごす判断がしやすくなります。

また、停電や断水に備えた防災グッズの準備と合わせて

体調管理のための備えも見直しておきましょう。

冷たい食事が続きがちな停電時でも口にしやすい

消化によい保存食を用意しておく

懐中電灯やモバイルバッテリーだけでなく

蒸気で温める携帯用のケアグッズを常備しておく

といった工夫も、いざというときの安心につながります。

沖縄では、台風が接近すると学校や職場が休みになることも多く

外出できずに家の中で過ごす時間が長くなりがちです。

このとき、「動けないストレス」も自律神経の負担に

なることを知っておいてください。

窓の外が荒れていても、室内でできる軽いストレッチや

湯船に浸かってゆっくり過ごす時間

好きな音楽を聴きながらの深呼吸など

限られた空間の中でも自分をいたわる時間

意識的に作ることが、台風一過のあとの

体調の立ち直りを早くしてくれます。

逆に、不安な気持ちのままスマートフォンで

台風情報を延々とチェックし続けると

交感神経が興奮したままになりやすいため

情報収集はこまめな時間を決めて行い

それ以外はリラックスして過ごすメリハリも大切です。

窓辺で温かい飲み物とブランケットでくつろぐ様子

当サロン「ほぐ・ルル 」でも、台風シーズンは

「なんとなく体が重い」「古傷が痛む」と

いったお悩みでいらっしゃる方が増える時期です。

骨盤まわりや首・肩の血流を丁寧にケアすることで

自律神経の緊張がやわらぎ

施術後に「頭が軽くなった」「よく眠れるようになった」

という声を多くいただきます。

ご自宅でのセルフケアと合わせて

プロの手による定期的なメンテナンスを取り入れることも

台風シーズンを穏やかに過ごすための一つの

選択肢として知っておいていただければと思います。

もちろん、無理に予定通りに動こうとせず

「今日は気圧のせいで調子が出にくい日」

と自分を許してあげること
も、

立派なセルフケアの一つです。

台風の日くらいは、いつもより少しペースを落として過ごす。

そんな心の余裕を持つことも

長い目で見た体調管理には欠かせません。

こんな症状には要注意|受診の目安とまとめ

ここまでご紹介してきたセルフケアの多くは

あくまで「小さな不調」への対処法です。

一方で、次のような症状がある場合は

気象病だと自己判断せず、早めに医療機関を受診していただきたいと思います。

・これまで経験したことのないような、突然の激しい頭痛
・手足のしびれ、ろれつが回らない、ものが二重に見えるといった症状を伴う
・高熱を伴う頭痛やめまい
・古傷の痛みに加えて、腫れや熱感、皮膚の色の変化がある
・症状が数日経っても改善せず、日常生活に大きな支障が出ている

こうした症状は、気圧の変化とは別の病気が隠れている可能性もあります。

「いつもの気象病」との違いに違和感を覚えたときは

無理せず専門家に相談する


という判断を大切にしてください。

持病があり通院中の方は

症状の変化について主治医に相談しておくと安心です。

また、「毎年この時期になると同じような頭痛や古傷の痛みを繰り返している」
という方は、一度、頭痛外来やペインクリニックなど
専門の診療科で相談してみるのも一つの方法です。
気象病そのものへの理解が進み、症状に応じた
治療の選択肢が提案されることもあります。
セルフケアで様子を見てよい範囲か
専門家に相談すべき範囲かの見極めに迷ったときは
「様子を見て悪化するようなら受診する」
くらいの気持ちで、ご自身の体と対話しながら
判断していただければと思います。

今回は、台風シーズンに増える「気象病」のしくみと
耳マッサージ、生活習慣の見直し
備えの工夫についてお伝えしました。
気圧の変化そのものを止めることはできませんが
体の反応のしくみを知り、日々の小さなケアを
積み重ねることで、症状の波を穏やかにすることはできます。
沖縄はこれから台風のシーズンが本格化していきます。
どうかご自身の体の声に耳を傾けながら
無理のないペースで過ごしていただければと思います。

体調のことで気になることがあれば
いつでも『渋谷の保健室』へ
そしてサロンへも、お気軽にお立ち寄りください。

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この記事を書いた人

てっぺい@ナチュラルライフ
看護師・セラピストとしての経験を活かし、無添加食品・美容・スピリチュアル・AI活用など幅広いテーマで情報を発信中。
「安心・信頼・ポジティブ」を大切に、あなたの生活を少しでも豊かにするヒントをお届けします。

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